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審美歯科技工所 ていね社のココロ

株式会社ていね社社長 伊藤彰英の歯科技工士日常ブログ

変節

出版とか書籍の流通とか編集とか、あと余命10年という説もあります。
町の本屋にある本は、どうしても紙媒体で作品を発表したい書き手の発表の場になる。
本屋は、展示会場か、ギャラリー・サロンみたいなもの。
もちろん作品の書き手がお金を払って展示してもらう訳です。
そうしないと成り立たない時代もそう遠くない気もします。

音楽は、既に90年代にそうなりました。
テレビや映画のために主題歌を作るのでは無く、曲を主題歌やコマーシャルに使ってもらわないと売れない時代になりました。音楽の側が謙っている訳です。

身近な所では、月刊歯科技工とか、QDTも既にそんな雰囲気も無くはない。
マスターピースとか新鋭技工士の発表の場。
まぁ、読み手は、目の保養になりますし、もちろんお勉強にもなりますが。

しかし、その場に発表する事での箔付けや、仕事確保への通過点と思っている方も多い様で、そんな話も良く聞きます。

著名で、技術的にも優れた先生方のラボの経営が順風満帆であれば、それは賞讃しますし、尊敬申し上げます。
しかし、そうでは無い様な話も多く聞きます。
あまり多くを語りませんが・・・(充分語っていますがw)
それでは駄目でしょ?
格好ばかりで中身の無い歯科技工は、本質から外れています。

私が歯科技工に於いて、こういったマスターピースや何かの「作品」的「アート」的な風潮があまり好きではないのは、一部の先鋭技工士しか出来ない様な技術を、それが当然でもっともだっ!とひけらかすがの如く人々に提示されているからです。
若い技工士さんは皆それに憧れ技術を磨き、高い目標として大変意味のある事です。全体のレベルアップや意識の改善にも大きく影響を与えています。
だからその面を否定したりしづらいし、誰もそんな説を唱えない。

しかし、しかし、だからこそ駄目なんですよ。

医療の本質は、多くの患者さんに平等に高い技術を供給すべきであって、カリスマ技工士にしか出来ない技術など、いったいどれだけの患者に供給出来るというのか?

この点が非常にエゴイスティックであって、自己満足の範疇に歯科技工士全体が嵌っていると思うのです。

目指すべきは、普遍的な作りであって、皆が作れる、充分に数の供給の出来る、そして高い技術であって、1本の補綴物に何時間も費やす様なものでは無い訳です。

そういった意味では保険にCAD/CAM冠が導入されるのも悪い事では無いのかもしれません。
始まってみればいろいろと問題も出て来るかと思いますが、始まらなければ何も分かりません。
やる前から駄目だと嘆いても何も進展しませんから、出来るだけの事を上記の意識でやるべきであるかと思います。
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歯科技工士
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