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審美歯科技工所 ていね社のココロ

株式会社ていね社社長 伊藤彰英の歯科技工士日常ブログ

店子化 2

それぞれに独立して運営・経営しているラボの数々。
それぞれに営業し、顧客を開拓し、運営されている訳です。

独立・開業できるメリットを感じて歯科技工士になる人も多いです。
大規模のラボも国内に幾つかありますが、企業規模から言えば殆どが零細企業です。
町の商店と同じですね。

さて、ある機器を導入すると「導入ラボ」として、歯科雑誌に名前を出して宣伝してくれたりしますね。以前からある形態です。
数年前よりこれをより強い枠組みにしようと、ネットでの宣伝・集客・また直接歯科医院への斡旋を歯科のメーカーが始めています。
それらはネットワークとして機能する様語られていますが、はたしてそれだけでしょうか?

インプラントやCAD/CAMは特にその傾向が強く、自社製品を使用しているラボを歯科医院に斡旋するといった軽い感覚から、メーカーの枠組みに入らなければ他のラボを優先して斡旋するという様な事をやり始めています。
既存の無関係の歯科技工所さんは良い迷惑です。
これは、特に外資の会社に顕著です。と、いいますか、このやり方をすすめているのは殆ど外資系の会社ですね。

国内のメーカーは従来から、全ての顧客とディーラーさんと上手くやってきましたし、これからもそれを望んでいるのだと思います。こういった手法はあまり使いませんね。

通常のラボは、資本や知名度ではメーカーに敵いません。
ですからメーカーとwinwinでやって行くしかありませんね。
材料無くして歯科医療は成り立たないという面もあります。

これが「店子化」 の始まりで、イニシアチブをメーカーに握られ、そうなるとある意味で身動きが取れなくなります。
自分の自由に経営出来るはずだと開業したにも関わらず、そういったしがらみで身動きが取れなくなる可能性もあります。

メーカーが用意した器に、歯科技工所がそれぞれ収まるのです。
そして、そのメーカーの商品を使い製作し、そのメーカーに材料代であったり、各種フィーであったり何らかの形でお金を支払い成り立って行く訳です。
「メーカー」というショッピングモールに店子として各ラボが入居していて、その中で運営されているイメージです。

また、一般の大規模スーパーなどは「専門店」として店子の入っている部分と、その会社の自家経営の部分とが共存しています。
当然「メーカー」は利益率の高い自家経営の部分にも力を入れて来ます。

ラボは「メーカー」から材料を仕入れ製作し納品します。
「メーカー」は仕入れ値の材料で加工し納品します。
どちらが有利か歴然です。

コンビニでもフランチャイズ経営と、本店の直経営の近接設置でバッティングによってフランチャイズ店の淘汰が起こっていますね。それと似ています。

これが時代の流れだと、見ているだけで良いのだろうかと疑問も湧きますし、
一部に利益が集約していく、過ぎた資本主義を考えずにはいられません。

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歯科技工士
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