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審美歯科技工所 ていね社のココロ

株式会社ていね社社長 伊藤彰英の歯科技工士日常ブログ

NHKの放送

特に保険の技工にスポットを当てた番組で、非常に良く精査された内容で、感心致しました。
技工価格まで公にしており、一般の方への理解と問題の存在を訴えるに充分な内容でした。

弊社も売上の15%ほどの保険の仕事があります。
主に私が個人で開業した時頂いたお仕事を継続して長年頂いているもので、会社の主力が自費技工に移った今でも大切にさせていただいております。
会社の立ち上げ時の苦しい時期に会社の土台を作ってくれた大切な仕事です。

しかし、約1年半前に、保険技工に関してある程度の値上げをさせていただきました。
理由は今日の番組と同じ趣旨で、今後の歯科技工士不足対策のための待遇改善であり、現状の保険技工価格を少しでも大臣告示に近づける為です。

私の基準として、「スタッフを育てることのできる余裕」
        「新しい設備に投資できる余裕」が必要であると考えます。

結果、引き続きのお取引を頂いた歯科医院がほとんどでしたが、残念なことにご理解を得られず取引が切れた歯科医院が2件ありました。

「値上げとはどういうことだ!」と呼び出され、業界の現状の問題点をどう説明しても、「うちはこれだけ損するよねっ!」との一点張りで、どれだけ真摯に説明しても歯科技工士の問題には一切の理解を頂けないようでした。
「よその技工所はもっと安いよ」「長いつきあいなのになんで値上げするの」
厳しく言われた言葉の全ては私の真意や本質から遠く離れたものだけでしたね。

最初から覚悟の上で、値上げを致しましたし、月に平均数十万円ほどの減収になりましたが、その分他の分野を伸ばすことで、充分カバー出来たので経営的ダメージはありせんでしたが。
しかしそれは弊社の規模とその他の戦略があったため可能であった事で、個人の歯科技工所さんではまさに死活問題となります。
私も最初は個人で開業しましたから、その苦しみ痛みは充分理解しています。

番組の中であったとおり、保険補綴物は定額にするのが一番良いのではないかと思います。純粋に技術の戦いとなり、結果全体クオリティが上がる訳ですから。
いや、多分皆そう思っていると思いますが、そうさせない何かの力が存在する事が問題な訳ですね。それが何なのか、どう改善するのか、これからも声を上げる必要がありますね。

余談・・・しかし、NHKの影響力はすごいですね。
番組を見た家族が「ふーん大変な仕事なんだねー」って今頃。。。。w
まぁ、のんきな家族で、ある意味救われてますが。。。。
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