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審美歯科技工所 ていね社のココロ

株式会社ていね社社長 伊藤彰英の歯科技工士日常ブログ

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IDEM 2010

4月16・17日シンガポールのサンテックシティホールで行われたIDEM2010にお伺いしました。
IDEMはケンルメッセのIDSをアジアの国で持ち回りで行っているデンタルショー エキシビジョンとミーティングで、規模は本家には及びませんが、「アジア」というキーワードはさけて通れないと思い参加しました。
3月のNEXT報道特集などで中国の歯科技工が取り上げられるなど日本の歯科技工士もいろいろと考えなくてはならない時期にあると思いますし、写真や報道で見聞きするより、実際に肌で感じたいと思ったのが本当の所です。
日本では40数年ぶりの4月の雪と言っている中,こちらは32℃という温度差...

まず、シンガポールは位置的に中国の影響は大きいです。
また、思ったよりインドが近いため、インドの方の来場も非常に多かったようです。
日本人には殆ど会わなかったですが、ごくわずかはいた様です。
デンタルショーの会場で見かけた比率のとおり、シンガポールには華人の社会とインド系の社会、マレー系の社会が混在しています。まさに人種のるつぼですが、全て公用語の英語でコミュニケーションが取れるなど、人種を超えたコミュニケーションが成り立つことや、その多様な人種を纏め上げるため、厳しい規則や罰則が施される国の施策も、この国のハブ的役割を高めているようです。

さて、受付は全てネットで完了させておき、弊社の冨居と2人で2泊4日の強行スケジュールを決行致しました。


朝一番に会場に入り端から丹念に2回づつ見て回り、いろいろな話をお伺いしました。ちなみに私は中学程度のブロークンな英語力で,まぁ,歯科の分野は大抵の事は聞き取れます.
私が日本人である事、技工士である事、CAD/CAMを使用している事が分かると逆に日本市場の事を質問される位,彼らは仕事に熱心です。

まずは全体の感想です.

大手メーカーのブースは日本のデンタルショーと同じようですが、その力の入れ方がそれぞれ違います。日本のメーカーでも現地に支店を持っているGCなどは全く現地に同化していますし、ナカニシや山本貴金属などは逆にmade in Japanを全面に押し出す展示でした。

やはり、アジアの国ではmade in Japanという事は高品質という事を認められているようで、新聞の電化製品の広告等もmade in Japanを盛んに謳っています。
しかし、不可思議なのは各国ごとにエリアを決めた部分です。
コリアエリア・チャイナエリア・台湾エリア・アメリカエリア・ドイツエリア・スイスエリア・イギリスエリア・フランスエリアなどで、比較的小さいメーカーが寄り集まってエリアになっています。日本でもこれはよくありますね.
この中にジャパンエリアはありませんでした。
日本のメーカーは独自にバラバラにブースを出しており、これは良い事なのか悪い事なのか少し考えてしまいました。
GCや松風は現地法人の出店ですが、日本からわざわざブースを出しているメーカーも当然あります。
少し纏まりの悪さを感じましたが、どうなのでしょう?

問題は各ブースに集まるお客の数です.
私の見た範囲ではアメリカやドイツのメーカーより小さな中国・韓国・台湾のブースの方が賑わっているように感じました.当然現地シンガポールエリアのブースは一番の賑わいですが,シンガポールはメーカーではなく取り扱いディラーのブースなので,当然かもしれません.

中国のラボや台湾のラボの方にもいろいろと話しをお伺いしましたし,サンプルも拝見しました.
ショーに出すサンプルが日常の制作物とは違うことは皆が理解していることですが,中国ラボのサンプルはなかなか力が入っているものでした.
超絶のテクニックでは無いですが,かなり努力され勉強されていると思います.
ドイツや日本の技工のテクニックをちゃんと勉強されており,ディスプレイやパンフレットも工夫の効いたものでした.


ジルコニアのコンパチブロックの会社も多く出ていましたが,ほとんど中国の会社です.
セルコンの場合切削には専用のUSBデータが必要なのですが,それはどうするのかと尋ねると,「ネットでダウンロードさせてあげる」との事.
うむー.そのやり方は気づきませんでした.
どこまでも逞しく,ニッチなモノにも全力投球な中国企業です.

やはり,中国・韓国・台湾のメーカーの商品は二番煎じ(悪くいえばパクリ)の商品が多く,値段で勝負の感は否めません.
歯科用ユニットから技工用品まで.しかし,彼らは真っ向勝負です.
どこまでもその商品の良さと価格の安さを徹底して伝えようとします.
パテントの問題もありますが,パテントはいずれ切れますし,その機を見て
機敏に動いているのが今のアジアである実感をしました.

あと一つ.日本のデンタルショーにあって海外にはないもの.
それはレセコンのブースです.
レセコンは,日本の保険診療という特殊な事情が生み出した業態と言える様に思います.

ここからは細かい情報.


VITAからは新しくプレスセラミックスが登場します.
ついにVITAも参入ということで,プレスによるセラミックス補綴は完全に市民権を得たと言えるでしょう.

山本貴金属から長い間待望であったハイブリッドセラミックスが近々発売されます.展示サンプルを見る限りなかなかのモノのようです.
詳しいデータは提示頂けませんでしたが,超後出しなだけに期待が持てます.

CAD/CAMはあまり多くなかったようにも思いましたが,ほぼ全てのシステムがオープンシステムになってきています.データーの共有を可能にすることで,好みのCADでデザインし,好みのCAMを利用できる事になっていくと思われます.
この流れは止めることは出来ず,どれだけメーカーが真摯に対応していくかが鍵になります.
クローズドの世界のなかだけで個々に開発し時代の流れに対応出来ない事は問題があります.

もっといろいろと書きたいことはありますが,詳しくはビデオの編集がおわりましたら,ていねちゃんねる上やHPにUP予定です.お楽しみに.
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歯科技工士
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