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審美歯科技工所 ていね社のココロ

株式会社ていね社社長 伊藤彰英の歯科技工士日常ブログ

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ミュージシャンと歯科技工の落とし穴

私はかつて結構本格的に音楽をやっていた訳ですが、ミュージシャン仲間内には「好き」と言って良い雰囲気のミュージシャンと「好き」と言ったら「センス無いね」と思われてしまう感じのミュージシャンがいる訳です。
例えば「ピーターガブリエルが好きです」とか「ジョアン・ジルベルトが好き」と言えば、それなりに知識のあるミュージシャンは「なるほど、センス良いね」とか「なかなか分かっているじゃん」と言われると思いますが、「GreeeeNが好きです」とか「大塚愛が最高」言ったとしたら、「・・・・」となったり「はいはいはい」と、冷たく話を打ち切られてしまったりしまう訳ですw ( ※ GreeeeNや大塚愛が悪い訳ではありません)

要するに、売れ筋の音楽は「下」で、売れても売れなくとも孤高の芸術性を求めるような姿勢のポピュラーミュージックは「上」とその仲間内では評価されているのです。
それなりに賢いミュージシャンは「上」と評価されるミュージシャンの名前を上げますし、それが自分自身の立ち位置の保身にもなっていた訳です。いわゆるミュージシャンズミュージシャンです。

しかし現実に長年音楽業界を潤わせてきたのは「売れ筋」の音楽であり、マーケッティングやプロモーションもほとんどがその方面に注力されます。
要するに、売れ筋の音楽が稼ぎ出したお金で、売れなくとも芸術性にこだわった音楽をなんとか養って来たとも言えます。
本来どの音楽も嗜好の問題なので貴賤は無い訳で、自由に楽しめば良いのですが、自分で音楽をやっている立場の人たちはそれなりのこだわりがあり、なかなかそうはいかないのですね。

さて、弊社は「審美歯科技工の…」と名打っていますが、ここに噛み付いて来る同業界の方がいらっしゃいます。
「なんだ、審美歯科技工って!」「審美歯科って怪しいよ」「歯科技工は医療なんだから、審美とかw」などなど。。。

私が高校生で美術大学に進学するかどうか悩んでいる時に、セラミックスを使って本物の歯のような物を作る技術がある事を知りました。
「それは是非やってみたい。」
私の初心はそこです。原点がそこなのです。
歯科技工士になりたかったのでは無く、デンチャーを作りたかったのでも無く、セラミックスで本物の様な歯を作りたかったのです。患者の為にと自分の為に。
当時の田舎の一少年が何を切望しようと自由ですし、高校生に医療に従事する為の高い理念など微塵もある訳がありませんね。
当然そのためには歯科技工士の免許を取らなくてはならないという事も分かり、専門学校と早稲トレに進学した訳です。
ですので、高校生の時に感じた事をずっとブレずに今まで続けて来たのですが、
どんな事でも繰り返し繰り返し20年以上続けていれば、それなりにはなりますね。
もちろん歯科技工士としての理念も今では理解していますし、出来るだけ沿うように努力しているつもりです。出来ているかどうかは自分では判断出来ませんが、少なくとも様々な要望に答えられるように機材投資とその為の勉強はしているつもりです。

歯科業界にドップリ浸かっていると「審美歯科」と名乗るのは「下」のような事を言われる方にも出会います。医科の世界では「美容外科」を標榜すると低く見られる風潮がある様に。。

患者の主訴が審美であれば、当然その点には注力すべきで、その為の基本技術は当然身につけていての「審美歯科」なのですが、どうも「審美」=「金儲け」という図式を当てはめて拒否反応を示す方がいらっしゃいますね。大義ではたしかにビジネスですから「金儲け」だとも言えますが、歯科治療すべてが医療でありビジネスである訳で、これで皆生計が成り立っているので、貴賎を感じるのがおかしいと思うのです。
一般の方はそんな図式も全く関係なく、歯科の世界だけ違う感覚が受け継がれています。

ミュージシャン内でのミュージシャンズミュージシャンがいて貴賎を作りたがるのと同じ図式を歯科の業界でも感じます。

本音と建前というやつですか?


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この記事へのコメント

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同感です。

はじめまして!
時々ブログ拝見させて頂いてます。
私は現在、東京都内で歯科技工士として働いておりますが、以前「審美歯科」と看板を掲げた歯科医院と一緒にお仕事をさせて頂いておりました。

ブログでもご指摘がございます様にその言葉にはあまりいいイメージが無いのもわかりますが、当時私が歯科医院でお会いした患者様はご自分の歯並びに(一見そんなに変では無くとも)大変コンプレックスをお持ちの方が多く、その分オールセラ、MB等の最終完成物セットに至るまで、歯科以外の話も含めたくさんお話をさせて頂く機会がございました。

その現場で感じたことは、歯並びがその方の精神まで悩ます程の切実な問題。

これは一般歯科の虫歯等の治療とはまったく別ですが、患者様が困っている問題として共通だと思います。

そのような事を知らないで批判される方には歯科技工の勉強ではなく、「もっと患者様の事をお知りになっては?」とアドバイス差し上げたくなりますね。

まだまだ若輩者ですが、勝手にブログに共感してしまい、コメント残させて頂きました。
  • from oicicohi :
  • 2010/03/11 (01:55) :
  • Edit :
  • Res

ありがとうございます。

掲示板をご覧いただきありがとうございます。
好き勝手に書き放題なので、いろいろ突っ込みどころ満載のブログですが、共感いただけると嬉しいものです。

患者が何を求めているかは様々ですが、専門家としての対応が出来るように得意分野を掲げる事は良いことだと思っています。
それを良く思わない風潮があるのがおかしいですよね。
  • from ていね社 :
  • 2010/03/16 (22:03) :
  • Edit :
  • Res

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