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審美歯科技工所 ていね社のココロ

株式会社ていね社社長 伊藤彰英の歯科技工士日常ブログ

署名

先日、中国等海外からの歯科技工物の輸入問題に対する裁判への支持署名を致しました。

世界の流れが安い労働賃金の中国に向かっているのは充分理解しておりますが、そういった行為がどれだけその国の産業を弱体化させてきたことでしょう。
その時の目先の利益に目が眩み発注を続ければ、当然国内の歯科技工の状態は悪くなります。
現に20代の有資格歯科技工士の8割は就業していないというデータがあるそうです。
これはこのような状態を野放しにしている国の責任も大きいと感じます。
国内では国家資格を持った歯科医師および歯科技工士にしか製作を認めていない歯科技工物を無資格者が作った海外からの技工物は見逃すという不条理。
質が良いとか悪いとか以前にルールから外れていますし、その論点をそらす国の裁判のやり方に絶望的な物を感じます。
質の面でも当然国民に真の意味での安全を供給しているとは言いがたい様に思います。
都合の良い時だけグローバル化などという言葉を使い、現在の世界的経済危機を蔓延させてしまったのは誰もが知るところです。
国益を考え守る部分は徹底的に守る。そんな国であったら今回のような裁判はなかったでしょう。
「食」「医療」「教育」だけは絶対譲れない日本の根幹だと思います。

一度うっかり認めてしまった海外発注を官僚の体面のために撤回出来ないだけの様にも思います。くだらない話です。

同業の方でも中国発注を続けている方も増えました。
私は問いたいと思う時があります。
「なんの為に歯科技工士になったのですか?」
私はセラミックスという素材で本物の様な歯を作れるという事に希望を持ち、理想を持ち歯科技工士になり、20数年続けて参りました。
しかし、海外発注をし、利ざやを稼ぐブローカーの様な仕事には全く興味はありません。
そこまでして利益を上げたいのか?自分さえ良ければよいのか?
どうしてもそのような事をしなければ成り立たない職種であれば私は潔く辞めます。

本来もう一度この業界の未来や若い芽を育てる事を考えなくてはならないはずです。
技術とは伝承するものです。必ず後世に伝えなくてはなりません。
私が誰かにお世話になって習得した技術や知識は私より若い世代に伝えるべきものなのです。
どんな伝統でもそうですが、一度途絶えてしまった伝統を復活させる事は大変難しいことです。
もし国内の歯科技工がほとんど海外に委託され、有事の際には急に国内で…とはいきません。長い伝承の末に今があるのですから。

国を相手にした裁判は、かなり難しいと予想されますが、正しいと思う事は堂々と主張すべきと思います。また問題提起としての意味もあります。

ほとんどの国民は中国産の食品さえ信用していない中で、中国産の技工物など望んでいないのですから。
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