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審美歯科技工所 ていね社のココロ

株式会社ていね社社長 伊藤彰英の歯科技工士日常ブログ

3Dプリンター

ここ数年3Dプリンターが話題で、歯科の分野でも早速取り入れていらしゃる方もいるようですが、私も調べれば調べるほど考えこんでしまう事が多くて、どうもすっきりしません。

ここ数年の世間の盛り上がりは、3Dプリンターの性能が少し良くなったという面と、技術的な特許が切れてきたという面があるかと思います。
ですので、低価格なものも出てきた訳ですが、私達が使いたいレベルのものは決して低価格ではないです。
むしろ3Dプリンターの中でも最高レベルの精度を求められるので、非常に高価。
これで、何をどう作れば採算があうのか?それを現状の日本の歯科のシステムにどう組み込むのか?これは一筋縄ではいかない話ですね。

3Dプリンターを、さも「産業革命」的に表現する方がいますが、(オバマさんが一般教書演説で触れたりしたから)それは違うなと。

やはり積層の技術には限界があります。

現状世の中に出回っている製品や商品の加工精度・品質・耐久性に追いつくのは不可能だとも思います。
もし出来るとしてもあと数十年はかかるでしょうし、それはほんの一部の分野でしか成し得ない話です。

高価なシステムではPEEKの様なスーパーエンプラをレーザーで積層できたりもする様ですが、歯科でこれからスーパーエンプラがどの程度普及するのかも未知数です。

弊社でも、データを作り試しに出力センターで立体造形してもらっていますが、決して満足いく出来とは言えませんし、コスト的に相当難しい立ち位置です。

ここはエポックメイキングな何かが無いと、なかなか踏ん切りも付きませんね。
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この記事へのコメント

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無題

プリンターメーカー系の3D出力サービスでは1千万色の発色が出来る物も登場してきたので、メーカーが本気になりさえすれば歯科用でも面白いことが出来そうですが。
採算性と、今の体制では難しいですよね。
  • from 長野より名無しが・・・ :
  • 2015/06/06 (18:19) :
  • Edit :
  • Res

無題

それと認可の問題ですね。
今現在でも国内で口腔内に適用して良い積層の樹脂はないですから、まぁ模型製作くらいしか用途がありませんが、その模型にしてもコストの部分が大きなネックで、どうしたものかという感じです。
  • from ていね社 :
  • 2015/06/07 (19:56) :
  • Edit :
  • Res

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