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審美歯科技工所 ていね社のココロ

株式会社ていね社社長 伊藤彰英の歯科技工士日常ブログ

浸透液 2



浸透液を使用せず、無垢のままにシンターリングした際、各メーカーのいわゆる「ホワイト」と呼ばれている素材もそれぞれ色が違いますね。

例えば、セルコンHTホワイトと、ジルコンザーンプレッタでは全く違います。
上の画像ではなかなか違いが分からないかもしれませんが、肉眼でははっきりと差を感じます。

そこで、イボクラクロマスコープの010シェードガイドを軸に測色してみます。
なぜイボクラクロマスコープの010シェードガイドかと言えば、歯科で使用されているシェードガイドの中で最も「白」に近いと感じるからです。



セルコンHTの場合、a*はかなり良いですが、B*がかなり青み方向に振れています。
切縁方向の明度が高いのは、もちろん母材の数値なので構いませんが、歯頸部方向が低く出るのは少し困った傾向です。



プレッタの場合、a*こそ少し緑方向に振れていますが、後はほぼ010に近い。
切縁は当然明度が高く出ます。



中央部においてはほぼ一致している。

この数値の違いをどう読むか人それぞれでしょうが、私はプレッタはある程度「歯冠」を製作するスタート地点を設定して、ジルコニア素材の色調を整えてある様に思います。
こんなに偶然に数値が合う訳は無いですw

そのプレッタ用に製造されている浸透液は当然プレッタジルコニアの色調を想定していますね。
あたりまえですが、他のジルコニア素材用には作られていないのが実際だと思うわけです。

他のジルコニアもいろいろ測色しましたが、プレッタ以外に数値が良いなと思ったのがメトキシ(スイス)です。


プレッタとは逆方向に特徴が出ていますが、悪く無い様に思います。
但し、実際浸透させてみると、その浸透の深度と、色調には確実に差を感じます。

つづく
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